■岩波講座日本歴史(全23巻) 原始および古代(1)~別巻(2)1962.4-1964.2 ; 第1刷、月報付/家永三郎 [ほか] 編/岩波書店/16×22.2cm(函) ; 14.52kg(23冊)
内容
全体的に函・カバー傷み、帯なし(2から別巻2)、ページやけ、天・地・小口に所々しみよごれ、経年による劣化
帯より
終戦から17年、わが日本史研究は飛躍的に進歩して、
いまや、全く面目を一新した、本講座は、今日の研究を代表する180氏が、
総力をあげてその成果を総括・・・
函より
1 原始および古代(1) 316p、小口少ししみよごれ
古代史概説(石母田正)
旧石器時代の諸問題(芹沢長介)
縄文文化論(坪井清足)
弥生文化論(近藤義郎)
国家の成立(直木孝次郎)
古墳文化の形成(小林行雄)
4~5世紀の東アジアと日本(藤間生大)
2 古代(2) 346p、天・小口少ししみよごれ
大和国家の構造(上田正昭)
推古朝の意義(黛弘道)
大化前代の社会構造(平野邦雄)
古墳文化の変質(和島誠一 )
大化改新(関晃)
六—八世紀の東アジア(西嶋定生)
古代宗教論(原田敏明)
飛鳥・白鳳文化(家永三郎)
3 古代(3)344p
律令体制の成立(井上光貞)
律令制的土地所有(弥永貞三著)
律令体制下の豪族と農民(岸俊男)
律令財政(青木和夫)
奈良朝政治の推移(笹山晴生)
律令体制の変貌(門脇禎二)
古代国家と辺境(高橋富雄)
天平文化(北山茂夫)
古代彫刻論(久野健)
4 古代(4)415p、小口少ししみよごれ
摂関政治(北山茂夫)
荘園制の発展と構造(村井康彦)
院政の成立(竹内理三)
武士団の形成(安田元久著)
平安仏教(薗田香融、田村円澄)
藤原文化(秋山光和)
古代社会の構造(吉田晶)
古代法(石母田正)
十—十二世紀の東アジアと日本(旗田巍)
古代史研究解説(八木充ほか)
5 中世(1)342p、天・地・小口少ししみよごれ
中世史概説(林屋辰三郎)
平氏政権と院政(竹内理三)
鎌倉幕府論(石井進)
承久の乱(上横手雅敬)
公武権力と荘園制(渡辺澄夫)
鎌倉武士団の構造(河合正治)
鎌倉仏教(川崎庸之)
鎌倉文化(赤松俊秀)
6 中世(2)345p
十三・四世紀の東亜情勢とモンゴルの襲来(中村栄孝)
南北朝内乱(永原慶二)
荘園制下の村落と農民(工藤敬一、島田次郎)
座と土倉(豊田武)
内乱期の文化(大隅和雄)
中世の封建領主制(戸田芳実)
中世の国家と天皇(黒田俊雄)
中世法(笠松宏至、羽下徳彦)
7 中世(3)337p
室町幕府論(佐藤進一)
勘合貿易と倭寇(小葉田淳)
守護領国制の展開(杉山博)
荘園制の解体(宮川満)
応仁・文明の乱(稲垣泰彦)
中世の思想(松本新八郎)
新仏教教団の発展(笠原一男、玉村竹二)
東山文化(林屋辰三郎)
8 中世(4)321p
戦国の争乱(鈴木良一)
郷村制の形成(石田善人)
中世の産業と技術(宝月圭吾)
中世都市と商品流通(佐々木銀弥)
宗教一揆(井上鋭夫)
戦国大名論(中村吉治)
民衆文化の台頭(熱田公)
中世史研究解説(新田英治ほか)
9 近世(1)302p
近世史概説(奈良本辰也)
信長の出現と中世的権威の否定(今井林太郎)
南蛮貿易(箭内健次)
京都・堺・博多(高尾一彦)
豊臣政権論(朝尾直弘)
キリスト教と封建支配(藤谷俊雄)
桃山文化(蓮実重康)
10 近世(2)356p、天に少ししみよごれ
江戸幕府(藤野保)
鎖国(岩生成一)
藩体制の成立(山口啓二)
近世農村の成立(佐々木潤之介)
身分と家族(児玉幸多)
封建倫理(尾藤正英)
幕府と天皇(小野信二)
11 近世(3)310p、天・小口に少ししみよごれ
幕政の新段階(辻達也)
近世都市の発展(中井信彦)
元禄期の農村(脇田修)
江戸幕府の宗教統制(藤井学)
経験科学の誕生(前田一良)
元禄文化(原田伴彦)
享保改革(大石慎三郎)
12 近世(4)374p、天・小口にしみよごれ
封建制の動揺(阿部真琴、酒井一)
商品流通の発展と領主経済(古島敏雄)
宝暦-天明期の社会情勢(林基)
国学の成立(松本三之介)
折衷学派と教学統制(衣笠安喜)
寛政改革(津田秀夫)
化政期の政治と民衆(北島正元)
江戸後期における農村経済の発展と農民層分解(山崎隆三)
13 近世(5)342p
農村工業の発展とマニュファクチュア(矢木明夫)
江戸時代の貿易と対外関係(沼田/次郎∥著)
洋学の興隆と反封建的世界観(高橋磌一著)
江戸後期の経済思想(松浦玲)
江戸文化と地方文化(西山松之助)
天保改革(岡本良一)
雄藩の台頭(奈良本辰也)
近世史研究解説(金井円ほか)
14 近代(1)324p、天・地・小口少ししみよごれ
近代史概説(遠山茂樹)
極東をめぐる国際関係(野原四郎)
開国(小西四郎)
幕末の政治情勢(田中彰)
反幕諸勢力の性格(芝原拓自)
列強の対日政策(石井孝)
幕府の倒壊と戊辰戦争(池田敬正)
近代思想の萌芽(鹿野政直)
15 近代(2)328p、小口に少ししみよごれ・すれ傷
藩体制の解体(原口清 )
中央集権国家の成立(大江志乃夫)
開港以後の商品生産と地主制(海野福寿、守田志郎)
地租改正と秩禄処分(丹羽邦男)
維新期の農民一揆(木戸田四郎)
明治初年の外交(時野谷勝)
文明開化(大久保利謙)
教派神道・キリスト教(村上重良、高橋昌郎)
16 近代(3)356p、地に少ししみよごれ
資本主義の育成(楫西光速)
地主制の展開(安良城盛昭)
自由民権運動(下山三郎)
自由と民権の思想(後藤靖)
明治憲法の制定(永井秀夫)
地方自治(大石嘉一郎)
天皇制思想の形成(武田清子)
沖縄と北海道(井上清、旗手勲)
17 近代(4)351p、天・地・小口に少ししみよごれ
官僚制と軍隊(大島太郎、福島新吾)
初期議会と国民(林茂)
条約改正と朝鮮問題(臼井勝美)
日清戦争(中塚明)
産業資本の確立(古島敏雄)
ブルジョアジーの政治的進出(前島省三)他
18 現代(1)339p、天・地に少ししみよごれ
現代史概説(井上清)
帝国主義時代の開幕(小此木真三郎)
日露戦争(藤井松一)
社会運動の発生と社会思想(隅谷三喜男)
朝鮮併合と初期の植民地経営(原田勝正)
大正政変(山本四郎)他
19 現代(2)323p、天・地・小口にしみよごれ
第一次世界大戦・ロシア革命と日本(江口朴郎)
帝国主義と民本主義(小林幸男)
独占資本主義の確立(井上晴丸)他
20 現代(3)362p
日本帝国主義と中国革命(江口圭一、小野信爾∥)
金融寡頭制の確立(小野義彦)
無産階級運動(渡部徹)
大恐慌と世界政治(鈴木正四)
満州侵略(宇佐美誠次郎)他
21 現代(4)350p
戦争と国家独占資本主義(島恭彦)
第二次世界大戦(荒井信一)
天皇制ファシズム論(勝部元)
太平洋戦争(藤原彰)
第二次大戦後の日本と世界(井上清)
現代史研究解説(犬丸義一)
22 別巻(1)358p
日本における歴史意識の発展(尾藤正英)
日本近代史学の形成(岩井忠熊)
戦後の歴史教育(家永三郎)他
23 別巻(2)342p、地少ししみよごれ
日本人の起源(鈴木尚)
文字と言語(大野晋)
民衆生活様式の変遷(宮本常一)他