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石原莞爾の世界戦略構想(2016.5.25第2刷)/川田稔著/祥伝社新書460,祥伝社/10.9×17.5cm ; 406p
内容
●カバーそでより
満州事変の首謀者であり、希代の戦略家として知られる石原莞爾。太平洋戦争に至る戦前の歴史は、石原を抜きには考えられない。戦後七〇年を経て、石原への関心は衰えることなく、伝記をはじめとする出版物は途切れることがない。ところが、石原の戦略構想を分析・検討したものは、ほとんど見当たらない。本書は、石原の戦略構想を時代状況や陸軍の動向と関連づけて詳しく検討、その行動を紹介するものである。戦略なき国家・日本(それは今も変わらない!)にあって、石原は何を考え、何をしようとしたのか-そこには、歴史の教訓が隠されている。
●もくじより
プロローグ 柳条湖事件-石原莞爾登場
第1章 満州事変と石原莞爾(1)-南満州占領と陸軍中央
第2章 満州事変と石原莞爾(2)-北満州進出と陸軍中央
第3章 昭和初期の戦略構想(1)-世界最終戦争論と満蒙領有
第4章 昭和初期の戦略構想(2)-日米持久戦争の想定
第5章 参謀本部時代の戦略構想(1)-対ソ連戦備の問題
第6章 参謀本部時代の戦略構想(2)-対中国政策の転換
第7章 日中戦争と石原莞爾(1)-華北での日中衝突
第8章 日中戦争と石原莞爾(2)-全面戦争と石原の失脚
エピローグ 太平洋戦争-失脚後の石原莞爾
カバー(スレ、縁・角少し)傷み